力斗出産予定日は9月8日だった。しかし予定日を過ぎても一向に産まれない・・・ パパは丁度一週間出張だったので、その間実家に戻っていた。 暑くて体も重く気力のない私は毎日ゴロゴロし、母に怒られた。 早く産まれろ~~と毎日散歩した。 でも全然産まれる気配なし(++) 結局出産前に管理入院(?)することになった。 病院の1階から10階までの階段を汗だくになりながら何往復もして、 同じ部屋の人から驚かれた(笑われた)。 それでも全然駄目・・・・ 子宮口も開いてないし、下に下りてきてない。 先生に「ちょっと様子を見て駄目だったら、子宮を開く棒を入れます。それでも駄目なら帝王切開します」と言われた。 友達に子宮を開く棒はかなり痛いと聞いてたので、ゲッと思った。 帝王切開も、お腹を切るなんて・・・・と嫌だった。 あー、でも覚悟しなくっちゃ・・・ と思った矢先に前駆陣痛(予定日より2週間近く遅れての事)。 やっときた!とうれしかった。 その時はまだ耐えられる痛みで、余裕~♪なんて思ってたが、徐々にかなり痛くなってくる。 痛さのあまり、パパに「もう絶対子供は産まない!一人っ子にする!!!」と言ったら、パパは「一人っ子はちょっとなぁ・・・」って言うんだけど、今から考えたら変な会話だ(^^;。 苦しんでいる私に、看護師さんは「こんなのまだまだよ」と言う・・・ こんなのが1日半。それでもかなり痛かったぞー!! 夕方とんでもない痛みが襲ってくる。死ぬかと思った。本当に。 このまま私は死んでいくのね・・とほんとマジで思った~! 看護婦さんと先生(男)に「いい陣痛だ♪」「それが本当の陣痛(に苦しんでいる)の顔よ」「おっ だんだん痛みに慣れて来たろう~♪」って言われたんだけど、看護婦さんはともかく、男のあんたに言われたくないよ!!!と心の中で叫んだ。 土日だったので、母とパパも来てくれてた。 二人とも寝ないで、痛さに耐える私の腰を一生懸命さすってくれる。 きっと大変だったに違いない。有難い。 しかし・・・・・・・ 陣痛と陣痛の波の間で一瞬楽になる時、ふとパパの方を見たら、なんとクロスワードパズルをやってるじゃないか! 「なんで私が大変な時にパズルなんてやってるのよー!!最低!!」とタオルを投げつけたらパパは、 「だって、あと1マス、1マスだけ埋まってなかったんや。ずっと気になってたんやー」 ですって!もう頭にきた。 それを見た母は「私の娘が旦那さんにタオルを投げつけた・・・」と違う意味でショックを受けたらしい・・・。もうイヤ。 陣痛は長かったが、分娩台に上ったら1時間で産まれた。 感動の一瞬。 しかし・・・・・・・・ 泣き声がしないのだ。 赤ちゃんはあっという間に隅っこに連れて行かれ、処置が行われた。 新生児仮死だった。 |